米銀、サブプライムローン融資基準を厳格化＝ＦＲＢ調査

5月15日9時33分配信 ロイター ［ワシントン　１４日　ロイター］　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は１４日、ここ数カ月に広範な米国内銀行が非伝統的ローンやサブプライムローン（信用度の低い借り手への住宅融資）の貸し出し基準を厳格化した一方、競争激化を背景に商業・工業ローンの融資条件は緩和しているとの調査結果を発表した。 　ＦＲＢが国内５３銀行を対象に実施した４月の融資担当者調査によると、回答した国内銀行の４５％が非伝統的住宅ローンの貸し出し基準を引き上げ、サブプライムローンを提供している金融機関も半分以上が基準を厳格化した。 　プライムローンについても基準を厳しくしたとの回答も１５％あったが、ＦＲＢはこれについて、サブプライムや非伝統的な住宅ローンの基準厳格化とは関係のない動きだとしている。 　また、回答した銀行の５分の１は、過去３カ月間にすべてのタイプの住宅ローン需要が減少したと報告した。 為替生中継